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哀愁の町に霧が降るのだ

410144806X哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉
椎名 誠

新潮社 1991-10
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この本は作者の椎名誠の自伝的小説で、
高校生からサラリーマン編集者になるまでが
描かれています。

話の中心は、
彼の「あやしい探検隊」シリーズでお馴染みの
沢野ひとし、木村晋介、イサオといった友人達とのオモイデです。

「トキワ荘」ならぬ「克美荘」での
4人の共同生活。

青春という言葉では語りきれないくらい
毎日毎日、6畳の暗い部屋で四人で酒を飲み明かすという
ほんとにおバカな生活が描かれています。笑

他にも椎名誠が出会った実に多くの人たちが出てきます。

不良と対決して
金が入れば酒を飲み
プロレスして
働いて
何人かの女性と出会い
酒を飲む

はたから見てる分には楽しいけど
僕はこんな無茶はできないと思いました。笑
一番近いのは、
テレビ番組の「銭金」に出てくる
若い貧乏さん達かもしれないです。

あんなことなかなか出来ないけど、
すごいな、とうらやましくもなります。

でも、この小説はコミカルなだけの小説ではなくて
椎名誠独特の、淡々とした語り口で
悲しくも切ないおバカな小説になっています。

文庫の表紙に書いてある、レビューには
「愛と闘魂と食欲と大酒の共同生活の日々」とか
「椎名誠とその廻りを徘徊する人間たちの怪しい行状の日々」とか
あやしい言葉が書いてあります。笑

なのに読んだ後、切ない気持ちになってしまう
不思議な小説です。

ちなみに、
「新橋鳥森口青春篇」では
その後の、椎名誠のサラリーマン編集者時代が
「本の雑誌血風録」では
さらにその後の、「本の雑誌」創刊の話が
それぞれ描かれています。

この三冊の中では、
僕はこの本が一番好きです。

written by marl @ Hippo Hiccup
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