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ぼくは勉強ができない

4101036160ぼくは勉強ができない
山田 詠美

新潮社 1996-02
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17歳の少年が主人公です。
勉強はできないけどひがんだりしない。
父親はいないけど別に気にもしない。
彼の価値観では、勉強よりももっと楽しいことがいっぱいあるから。
それに彼は女の子にもてるから。
年上の桃子さんとの恋もセックスも大好き。

極端なまでに変わった主人公に最初はちょっと引きました。
でも読んでいくうちに、
自分(の中にある本当の自分)とそう変わらない気がしてきました。

女の子にもてればやっぱり嬉しいし、
僕自身、恋もセックスも好きです。
体調が悪いときに好きな音楽の話を話されても
まともに聴けないし
お腹が減ってたら勉強はとてもできません。

そんな当たり前のことを
当然のこととして隠さない主人公は
ある意味でとても健全だと思います。
実社会ではもう少し大人になった方が・・・
なんて思いますが。

タイトルを逆の意味にしてみると
「君は勉強ができる」となるんでしょうか?
そんな君に
この小説は多大なカルチャーショックを与えるやもしれません。

違うことを違うと言い
(本能に忠実な)自分の気持ちを隠さず言うことは
道徳的には、特に日本では
「不良」と呼ばれてしまうのかもしれません。

ちょっと話がそれますが・・・

昔のヨーロッパでは
女性は淑女であることを求められてました。
自分の欲求を抑えられない女性は「はしたない」となるわけです。
でも、あまりに押さえつけられた欲求はその人の精神を脅かし
ノイローゼになってしまう女性が大勢いたそうです。

人間の欲求は自然なもので、
過度に押さえつけるのは良くないという事ですね。
過度に丸出しにするのも犯罪の危険がありますが。。。
つまりは、理性と本能のバランスが大事と。
ボブ・サップさん、そういうことですか?

この本を読み返して、
そんなことを思い出しました。

小説の内容はもっと爽やかで元気溌剌な感じです。
難しい言葉で高尚な悩みを語る小説ではないです。
主人公がそういうの大嫌いなので。

この本も僕の友達の間ではベストセラーでした。
ちなみに最後に載っている番外編「眠れる分度器は」
僕が高三の時のセンター試験(旧共通一次)に出題されてました。
「ラッキー」と思いつつ解いてみたら結果は惨敗。
その年は全国的に国語の平均点がガタ落ちしていました。

みんなこの本を読んだからか?

written by marl @ Hippo Hiccup
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